こんにちは、ねこまるです。
小学校で特別支援学級児童と関わりながら
先生方のサポートする仕事をしています。
即効性のあるストレス解消法を知りたいあなたは、もしかすると、今まさに、何かにつぶされそうな気持ちを抱えているのではないでしょうか。
でも、まず伝えたいのは、そんなストレス解消を知りたいと思っている!
「それだけで、十分がんばっている」ということです。
探しても、どれもピンとこない。やってみても効かない。
だからといって、自分がダメなんじゃないか…と、落ち込んでいませんか?
実は、「ストレスをなくすこと」そのものが、ストレスになっている人も多いのです。
ストレスをなくそうとすることにまじめに取り組みすぎてしまうのです。
この記事では、「ストレスはなくさなきゃいけないもの」から、
「ストレスはあっていいもの」への視点転換を提案します。
そして、即効性にこだわらず、自分を少しでもゆるめてあげる具体的な行動や言葉をご紹介していきます。
「ストレス解消法 」に頼りすぎて疲れていませんか?

深呼吸・運動・音楽…やっても効かない夜がある
即効性のあるストレス解消法を調べると、たくさんの方法が出てきます。
深呼吸、ストレッチ、マッサージ、アロマ、音楽、瞑想。
などなど・・
やってみることは決して悪いことではありません。
むしろやってみないと本当に効くのか分かりませんし、やってみたらこれは意外にいい!ということもあるでしょう。
でも、やはりそれをやったからといって、すぐに楽になるとは限らない!というのがたいがいだと思うのです。
とても説得力のある、信頼できる情報に出会い、「これは絶対効くはずだ!」と思っていたとしましょう。
それだと余計に最悪。
「効くはずだったのに効かない」と思うと、余計に落ち込むこともあります。
「効かせなきゃ」と思うほど自分を追い詰める
実は、即効性のあるストレス解消法を求める人は、真面目でがんばり屋です。
やるからには「すぐに効かないと意味がない」
実践が続かないと「私は弱い」と、自分を責めてしまう傾向があります。
でも、本当に必要なのは“効かせること”ではないのです。
それより大事なのは“そっと自分をゆるめること”なのではないでしょうか。
「ストレスが消えない=自分がダメ」ではない理由
ストレスがあるのは、あなたがちゃんと感じられる人だからです。
ストレスを感じている時点で、実はあなたの感受性が健全だということです。
「鈍感になって感じない」ほうが実は危ない。
ストレスは「悪いもの」という認識が一般的です。
ためると心をはじめいろんな病気になりかねない!
ストレスは感じてきたら解消しないと!
そう思うのは普通のことですし、常識です。
が一度考えてみてください。
そう思っているのはただの思い込みだったら・・
ストレスを消そうとする前にまずは「今、感じてるんだね」と
ストレスを感じている自分をそのまま受け止めてみてください。
「今感じているんだね」
声に出してみましょう。
なんだか少し、ほっとするような気持ちになりませんか。
しばらくそんな自分を味わってみてください。
即効性よりも“じんわり効く”共存アクション5選

ほっとする時間を味わった後は、ちょっと行動してみましょう。
今回実践するのは「即効性のあるストレス解消法」ではありません。
「ストレスは悪くない」という考え方を取り入れた
「ストレスとの共存アクション」です。
即効性はなくても〝じんわり効いてきます〟
これから5つご紹介するので、ぜひ読んでみてくださいね。
①「何もしない時間」を予定に入れる
「何もしないこと」をわざわざ予定に入れるの??
と思いますよね。
こんなニュースを見ました。
今、世界ではぼーっとすることが大事になっていると言えます。
予定表に「何もしない30分」をぜひ入れてみてください。
ぼーっとする、空を見る、スマホを見ない。
ただそれだけの時間が、脳と心にスペースを作ります。
これは即効性より“体の回復力”を自然に引き出す方法です。
②「やらなかったことリスト」で自己肯定感を回復
今日「やらなかったことを3つ」挙げてみましょう。
- 掃除しなかった
- 晩ごはん手抜きにした
- SNS返信しなかった
→ それでも「ちゃんと生きていた自分」を褒めてあげる。
なんだかそんな滑稽なこと・・と戸惑われたのではないでしょうか。
いえいえ、たくさんの「やらなければいけない」を抱えがちな今の時代
やらなかったことがあることはストレスに非常に影響します。
やらなかったことがあると
「あれもできなかった。これもできなかった。」と自分を責め
自己嫌悪に陥ってしまうことが多いのです。
やらなかったことがあるなら、ぜひ言語化し
やらなくても死んだりしないのです。
「今日も生きていた自分」をめいいっぱい褒めてあげましょう。
③がんばらない日」を意識してつくる
私の友人でスケジュール帳に月に2回
「頑張らない日」を記入している人がいます。
土日や祝日じゃなくてもいい。
あえて平日のど真ん中に設定すると友人は言います。
「今日だけはがんばらない」と決める日をつくることで、ストレスに飲まれない“逃げ場”になるのだそうです。
がんばらない日は、文字通り「気合を入れない」「成果を求めない」日です。
誰かに何かを提案するでもなく、無理に働きかけるでもない。
淡々としたことだけやって、自分にノルマは課さない。
「がんばらない日」を持つことで、仕事のONとOFFのリズムができ、燃え尽きないための予防線になります。
何もしない“日”を意識的に設けることは、先生自身が自分の気持ちを保つためのセルフケアになるのです。
④「今の自分にOKを出す」3ワードを声に出す
毎日、教室で子どもたちと向き合い、保護者対応や授業準備、トラブル対応に追われていると、「今日もできないことばっかりだったな」と自分をついつい責めてしまうことはありませんか?
でもそんな時こそ、心に静かに響く〝3ワード〟があります。
- 「今はこれでいい」
- 「私はもうがんばってる」
- 「明日は明日で考える」
ポイントは、思っているだけでなく、実際に声に出すこと。
声に出すことで、脳が「誰かに認めてもらえた」と感じるのだそうです。
たとえば、こんな場面を想像してみてください。
・子どもと気まずい雰囲気のまま1日が終わってしまった
・同僚や保護者とのやり取りで、うまくいかなかった
・やろうと思っていた仕事を先延ばしにしてしまった
そんな夜、寝る前の5分で構いません。
深呼吸をして、そっと自分に言ってあげてください。
どんなに失敗したように感じる日でも、「今日1日、ちゃんと乗り切った」という事実は変わりません。
自分に対してやさしい言葉をかけることで、少しずつ自己肯定感の土台が育っていきます。
これを毎日続けると、「自分の味方になれる感覚」がじわじわと心にしみこんできます。
他人の評価に振り回される前に、自分が自分を認める習慣をつくることができるのです。
そして、不思議なことに、自分に優しくできる人ほど、他人にも安定した対応ができるようになります。
子どもにも、保護者にも、職場の仲間にも。
疲れているときほど、「もっと頑張らなきゃ」「ちゃんとやらなきゃ」と思いがちです。
でも実は、その逆で、“今の自分”を認めることからしか、回復も前進も始まらないのです。
まずは今日、寝る前に3ワードだけ。
自分にささやいてあげてみてください。
あなたの心のどこかが、きっと「ホッ」とするはずです。
⑤「効かない方法」も許してあげる
「これもダメだった」「また失敗した」じゃなく、
「試したけど合わなかっただけ」と考え直す。それだけで心がラクになります。
“効かない夜”に効く言葉と行動

「泣いてもいい。トイレで泣いた夜もあった」
ある1年目教員の話。
授業、保護者対応、部活、残業。
誰にも言えず、昼休みにトイレで泣いた。
でも、それが唯一の“ストレス解消法 即効性”だった。
涙も、ストレスの出口です。
「今日もあなたはちゃんと生きていた」
できなかったことじゃなくて、できたことに目を向けてみましょう。
- 出勤した
- 授業に立った
- 子どもと1回笑えた
これだけで、十分です。
まとめ|ストレスを「なくす」から「つきあう」へ

即効性のあるストレス解消法 “だけ”が正解じゃない
ストレスは解消しなくても、生きていけます。
ストレスは「ある」という状態のままで、今日も一日乗り越えた自分を誇っていい。
自分を褒めてあげるということが、本当の意味でのストレス解消につながるのです。
今すぐ変われなくても、読むだけで前進している
この記事を読み終えたあなたは、すでに行動しています。
“苦しい”と感じられるその感性が、あなたの最大の強みです。
ストレスの最大の原因は
辛い仕事でもなく、人間関係でもない
「今の自分を受け入れられない」ということなのです。
自分を褒めるという行動に出たあなたはきっとすぐに気持ちが明るくなることでしょう。
今日の自分をゆるめる、たったひとつの問い
「今日は、何を“やらなかった”?」
それでも、あなたはちゃんと生きている。
最終的にはすべてここにつながります。
どんなことがあっても今日一日終わって、そして生きている。
そんな自分に誇りを持つ!
本当に大事なことなのです。
この記事が、「即効性のあるストレス解消法」を探すあなたの心を、そっと軽くできますように。
必要なのは、“効く方法”じゃなく、“ゆるせる気持ち”。
あなたは、あなたのままで、大丈夫です。
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最後まで読んでくれてありがとうございます。
他の記事もぜひ読んで行ってくれたらうれしいです(=^・^=)